◆ストーリー◆
東京都西多摩市の国立東京微生物研究所が7人組の武装グループに襲撃される事件が発生。そして、警視庁での記者会見の最中にテロリスト「赤いシャムネコ」から「殺人バクテリアを手に入れた。7日以内に次の行動を起こす」との犯行声明がインターネット上に流される。
時を同じくして、鈴木次郎吉がまたもや怪盗キッドに挑戦状を叩きつけた。世界最大級の飛行船・ベル・ツリーI世号に収めたビッグジュエル「天空の貴婦人(レディ・スカイ)」を盗んでみろというのが今回の対決。制限時間は東京を出発する13時から大阪に到着する19時までの6時間。そしてキッドからは「夕方、飛行船が大阪市上空に入ってから頂きに参ります」とメールで返事が届いた―。
原作:青山剛昌
監督:山本泰一郎
脚本:古内一成
アニメーション制作:東京ムービー
まず一言。〝難破船〟なのは「名探偵コナン」シリーズの方だと思います。
こだま監督から山本監督に交代してからメリハリがなくなったような気がします。やっぱり、こだま監督の方が演出力が何倍もあったということでしょうか・・・?
しかし、せめてタイトル通り、飛行船を〝完全なる難破〟にさせてほしかったです・・・。ってか、さっきまでテロ事件があった飛行船内で飯食うなよ!中森警部も警察関係者なら止めろよ!!
あと、キッドがコミカルというか、軽すぎたと思いました。しかも、「カリ城」を所々切り抜いた感じでした。中盤、キッドが飛び降りて、飛行船から落とされたコナンを助けるシーンが・・・。「カリ城」でした。で、最後のキッドが蘭に言うセリフも「カリ城」・・・。
いい加減、「カリ城」に縛られるのはやめてほしいです・・・。制作者側があえてやっているのならいいですが、無理に真似ても同じような良さは出ないと思います。
今回は特に期待していなかったので、その分まだ良かったとは感じましたが、名探偵の必要性はなかったと思いました。
私は、あの大きなスクリーンで名推理を聞きに行ったはずなのに、B級アクション映画を観ていました。コナン得意の殺人事件も起きていませんでしたし・・・。
あと、上記の「カリ城」演出のためにテレコムを狩りだしたのなら、それはお門違いだと思いました。
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