◆ストーリー◆
この泥棒業界、折に触れて語り続けられている有名な謎…それがヘミングウェイ・ペーパー。
アメリカ小説界の巨匠、アーネスト・ミラー・ヘミングウェイは、最後の冒険で膨大な財宝を発見し、それを小説に書こうとしたが、製作途中に自殺に見せかけて殺害され、原稿も持ち去られた…という噂とも事実ともつかない話。
だが、ルパンより先に動いた者がいた。私設傭兵のマッシュが、没落ドイツ貴族を殺害し、「黄金の鍵」を奪ったのだ。マッシュの雇い主である密売武器商人、別名「死の商人」とも言われるマルセスはマッシュに奪わせた鍵をスイス銀行の貸金庫に保管し、自分は最新鋭戦車を手土産に、カルロス大統領軍とコンサノ軍が政権を争って内戦の続くコルカカ島へと乗り込むが―。
原作:モンキー・パンチ
監督:出崎統
企画:高橋靖二、武井英彦
脚本:柏原寛司
音楽:大野雄二
TVSP初期の傑作。この作品が好きというファンが非常に多い。自分もだが・・・w
小さい頃観た時は、それほど好きではなかったが、今回改めて見直したら面白かった。出崎演出に慣れていなかったからかもしれませんが・・・。
しかし、最後の部分は柏原さんの脚本が輝いてますね~w
ヒロインであるマリアの営むバーのシーン。ルパンがマリアに「また来るの?」と尋ねられ、「いずれ、この島に風が吹いたら・・・」と答えるのがカッチョイイ!!
ラスト近くで、お宝が大量のウランだったので、「俺の趣味じゃねぇ~や」と諦めて引き返すルパン達。そこに次元と因縁のある傭兵のマッシュが現れる。で、マッシュが次元の方向へ突っ込んで来ますが、次元に撃たれ絶命します。そのシーンの構図(傭兵とウラン)が、すごくメッセージ性の強いものだったと思いました。
さてさて、ここで今回見直して一番思ったこと。(いや、改めて実感したことを・・・)
山田康雄ルパンはやっぱりイイ!!
全部いいのですが、特に最初の飛行機の「降ります」の演技が最高!クリカンも頑張っているのは重々承知なのですが、ここが違うんだなと思いました。渋すぎて・・・、本作のルパンの第一声を聞いた瞬間、マジで泣きたくなりそうでした・・・。「あぁ、俺のルパン三世は、このDVDの中で生きている・・・!」って実感しました。
あと、演出も凄くイイ。画面にその場の雰囲気(ワクワク感とか)が出てて、初めてルパンを観た頃の気分を思い出しました。(←腐った近年のTVSPの観すぎで、ルパン熱みたいなのが冷めてましたので・・・ww
とにかく、〝久しぶりにルパン三世に再会できて〟嬉しかったです。
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