◆ストーリー◆
ニューヨークの街角にある店に、一人の老婆が入ってきた。その店は、怪物のマスクを着用して夜通し騒ぎまくるナイトクラブ。その老婆、ロゼッタと顔なじみのルパンは、ゴリラに扮して上機嫌。だが、そこに届いた宅急便の中から銭形警部が現れ、ルパンはオートバイに乗って逃走する。それを追う銭形警部との激しいバイク逃走劇は、ブロードウェイの巨大な看板へと舞台を移していく。
だが、その一部始終を苦々しく見つめている男達がいた。ニューヨークを牛耳るマフィアのボス、マルチアーノと若頭のコワルスキーだ。「ルパンを殺せ」マルチアーノはコワルスキーにそう命じる―。
原作:モンキー・パンチ(双葉社刊)
監督:鈴木清順、吉田しげつぐ
脚本:大和屋竺、浦沢義雄
作画監督:青木悠三、柳野龍男、尾鷲英俊
色々と酷評されている作品。でも、大体の経緯を理解したうえで、気楽に観ると本当に楽しい作品だと思います。
少なくとも、TVSPよりはルパンが活きています。ってか、ルパンに限らず色んなアニメにも言えるのですが、やっぱりセル画とか使ってた時代の方が断然よかった。デジタルになって・・・w
で、この作品やっぱり作画がよく動く。パースリで主に活躍された方々が担当だから、それは当たり前なんだろうけど…w
特に、ジープで戦車から逃げるくだりとラストの黄金の塔のくだりが好きです。バベルの塔が浮いていって、「このまま宇宙までついて行くのも~」っていう五エ門に対して、ルパンが斬鉄剣でバラバラにするのが良い。やっぱり、コイツは違う事を考えてやがるって感じてしまいます。
自分のイメージ像だけど、ルパン三世って、常人とはどこか違う何かを持ってる摩訶不思議な人物なんです。だから、この作品だとか、パースリだとかを始めてみた時も、何の抵抗もなかったです。
あと、バカっぽい発想がルパンを活かしてると思う。この作品だと、冒頭の標識でダイナマイトを銭形に返すシーンや最後の塔に飛び移るためにマンホールで飛んでいくシーン。このノリが楽しめるのも、この作品の見どころのような気もします。TVSPだと、バイリバの冒頭にも似たようなシーンがありましたが、最近は見かけません・・・。
最近、無性になぜか『バビロンの黄金伝説』を観たくなってレンタルしたのですが、ホントによかったです。自分の観たかったルパンでしたw
プロフィール
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