◆ストーリー◆
近年の業績悪化により、追い詰められる鈴木建設。会長の一之助が無期限の給料全額返還を実行する中、一之助のために一肌脱ごうと奮起した伝助は、得意の釣り人脈から思いがけない大型受注に成功する。そのかいあって会長賞とご褒美の釣り休暇をもらった伝助は、一之助とともに北海道へ釣り旅行に出掛けるが―。
監督:朝原雄三
脚本:山田洋次
朝原雄三
出演者:西田敏行
三國連太郎
第22作目であり、シリーズ最後の作品である本作。
毎度大爆笑の嵐が巻き起こり、そして必ず笑顔で映画館を出ることのできる、そんな信用のできる映画だったのに残念で仕方がないです・・・。まぁ、三國さんも歳ですし・・・。
終盤になって、スーさんが倒れる部分がなんか涙を誘いました。まぁ、目頭が熱くなるというか・・・。
最後だから、本当にスーさん死ぬのかなとか思いましたが、そうはいかないのが〝釣りバカ〟なんです。ちゃんと喜劇に持っていきました。三途の川のくだりが面白すぎw
まぁ、最後はスーさんが辞任の挨拶をして、で、皆で楽しく終わりました。正直、あの終わり方で良かったと思いました。だって、あの後〝辞めました→涙のお別れ〟なんて嫌でしょう。もし、そうだったら笑えなかったと思います。良かった~。
しかも、そもそも映画〝釣りバカ日誌〟自体が茶番劇みたいなもの。それを割り切って観て、少しでも他人より多く笑う。そんな映画なんです。それを、普通の映画みたいに「あの終わり方はなんなんだ!」とか「話の構成がマンネリ化してる」とか、批評家気取りが評価すること自体がバカバカしい。
云わば、平成のチャップリンの映画みたいな映画。この時代に、それが残ってること自体が凄かったし、貴重だったのに、来年からないのが寂しい・・・。
プロフィール
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