太平洋上で貨物船「栄光丸」が原因不明の沈没事故を起こした。さらに救助に向かった貨物船「備後丸」と大戸島の漁船も次々に遭難沈没。生き残った船員は、怪物に襲われたと証言する。そのことを聞いた島の老人は、大戸島の伝説に伝わる怪物「ゴジラ」の仕業ではないかと漏らす―。
製作:小林一三 原作:香山滋 監督:本多猪四郎 脚本:村田武雄 本多猪四郎 |
この映画、凄いよ!終戦から間もない頃に作った映画だとは、到底思えません!!
まず、最初に言いたい事は、「これを超えるゴジラ映画はない!」という事。あまりにも傑作すぎる。ホラー怪獣映画として、ウマく出来上がっています。初めて見た小学生の時は、怖くてその晩に眠れなかったくらいです。
しかも、古生物学者・山根博士役の志村喬さんがイイ味出してる!私の中じゃ、昭和の俳優の中で一番好きです。急遽、黒澤組から呼び寄せたらしいけど、山根博士のキャラと凄くマッチしています。
あと、モノクロ映画だから、映画の緊張感的なものを一層引き立てているなとも思いました。戦争映画として観た方がイイのかもしれません・・・。
ちなみに、この映画を観た黒澤明は、「警官が逃げ出さずに、住民に指示を出しているのはリアルじゃない。」と言っていたらしい。もし、黒澤明が『ゴジラ』の監督だったら、警官は住民と一緒に逃げてたのか・・・。それも観てみたかったかも・・・。
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