世界中の人々が集うインターネット上の仮想世界・OZ(オズ)。そのメンテナンスのアルバイトをしている高校生の健二は、憧れの夏希先輩から田舎に行くというアルバイトを頼まれる。
気楽に応じた健二だったが、実は夏希の本家とは武家の血筋を受け継ぐ旧家、陣内家であり、曾祖母である烈女・栄のために夏希のフィアンセのふりをするというアルバイトだったのだ。
さいわい栄は健二を認め、芝居は平穏のうちに終わるかに見えたが、その夜健二はケータイに届いた謎の数式を、数学の問題と考えて解いてしまう。しかしそれは、OZ世界を崩壊させ地上を混乱させる大事件の幕開けだった―。
監督:細田守 脚本:奥寺佐渡子 キャラクターデザイン:貞本義行 アニメーション制作:マッドハウス |
次世代のアニメーション界を引っ張っていくであろう、気鋭のアニメ監督・細田守氏の初の長編オリジナル作品。
やっぱ凄いな~。裏の裏の裏の展開まで用意してるよ・・・。とにかく、この映画がDVD化したら、私は真っ先に近所のDVD屋に走ります!
ってか、健二凄すぎ!明らかに無理やろ的な暗算が出来るとか・・・!!夏希も終盤、ちゃんと戦いに参加したし・・・(というか、家族全員参加したんだけどね・・・)。
個人的に、佳主馬が好き。あと、キング・カズマも!カワカッコいい!!佳主馬は、生意気な夏の少年っぽいけど、実は虐められてて、しかもパソオタっていう設定が良かった。
漁業関係の仕事してる、デップリした金髪のオッちゃん(名前知らん!)も良かった。夕食のシーンでいきなり、「徳川勢が攻め入ったとき、我がご先祖様は~・・・。」的な感じに語りだすのがツボにはまった!
あと、金髪の警官もイイ味出してた!皆がパソコンとかを使って敵と戦っていたら(世界が危機的状況で)、機械を冷やすために設置してた氷の柱を勝手にお婆ちゃんの所まで持って行き、後に佳主馬に殴られます・・・(笑)。
全体的にシリアス系なんだけど、所々に笑いが散りばめられている映画でした。こういう気の利いた映画は久しぶりだなと思いました。
しかし、あのOZの世界はイイなぁ~。一瞬、『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』のネット世界かと思いました。これも、細田守監督独特の味なんでしょうか・・・。
この映画は、皆、それぞれやるべき事があって、それに対して「諦めてはダメ!」って事を言いたいのだなと思いました。メッセージ性のある、そして所々に笑いのあるいいアニメ映画だと思いました。
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